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  • 杵築市商工会大田支所キャラクター ひげろく仙人
    DATA
    ■職業:仙人
    ■好物:どぶろく
    ■種別:ご当地祭事系ユルキャラ

白髭田原神社の境内にある仁王像と一緒に

 

知る人ぞ知る、幻のユルキャラ


杵築市大田地区は、住民数わずか1200人弱の小さな町だ。白髭田原神社で毎年10月17日・18日に行われる「どぶろく祭り」が一番有名だが、その祭りを盛り上げるべく、あの「くまモン」より先の2006年に誕生したのがこのひげろく仙人である。

こちらが「どぶろく祭り」。仙人は毎回参加しているそう

当時の商工会青年部員の熱意と活動で誕生したこのキャラクター、神社の祭神が、白髭の老人として描かれる猿田彦命ということで白髭の仙人の姿に、名前も公募で「しろ“ひげ”」と「どぶ“ろく”」から名付けられたという。

頭にのった片口には、どぶろくがなみなみと…

幻だと思っていたひげろく仙人が白髭田原神社にやってきた。全身白い毛に包まれた仙人は、どぶろくのキャラクターということで頭に片口をのせ、酔い冷ましの薬草を巻いているが、それよりなにより、久しぶりの100%ハンドメイド感にクギヅケ! クーッ!! いいね! 特に腕の辺り。

全身の毛は、ファ●リーズで毛づくろいをしている

ユルキャラ界の絶滅危惧種


取材を進めていても当時を知る人が本当に少なく、噂ではあの日本一有名なユルキャラの祭典にもエントリーしていたというが、真相は定かではない。しかし、地元の電気屋さんの外壁に描かれたヘルメット姿のひげろく仙人を発見。ほかにもお米を出荷する袋にも載っているなど、地元では超有名なキャラクターのようだ。

仙人は電気工事もお手の物!?

コロナの影響により、今年の「どぶろく祭り」は神事のみが執り行われた。ちなみにひげろく仙人は祭りの時しかこの世に登場しないので、今年は出番なし。しかし今回取材をしたことで、年に一度の風通しができたことになる。

本当に静かな町だが、最近では移住者もぽつぽつと増え、若い人の姿が見られるようになった。大田だけに留めておくにはあまりにもったいない“規格外の”キャラクター、ぜひ次世代に引き継いで、大田以外の場所でも活躍してもらいたい。まずは、きつみん、ハモシローと一緒に「きつきお城まつり」からどうだろうか。早く祭りやイベントができる日常に戻りますように!

取材中に出会った方のガラケーに下がっていた、唯一のグッズ。レア!!

<キーワード>
ユルキャラ/ゆるキャラ/杵築市/大田地区/ひげろく仙人/白髭田原神社/どぶろく祭り

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