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  • 杵築市商工会公認キャラクター ハモシロー
    DATA
    ■職業:武士
    ■特技:骨切り(達人レベル)
    ■チャームポイント:ちょんまげ
    ■種別:ご当地海産物系ユルキャラ

出身地である別府湾をバックに

 

カキ、ちりめん…カブトガニ?


杵築の海産物の中で、特に印象が薄い「ハモ」。県内トップクラスの水揚げ量を誇るにも関わらず、市内より関西など消費の多い地域で流通していたため、馴染みがなかったようだ。しかし最近では、美濃崎漁港にハモの加工場も完成するなど、にわかに“ハモ推し”の動きがみられる。その陰には、この武士の存在があった。

ハモ形の刀もさることながら、口元からのぞいた2本の鋭い歯もなかなか

ハモシローの誕生は2014年。「ハモ」と杵築城の「しろ」を掛け合わせたネーミングと、城下町杵築をイメージした「武士」というコンセプトで、ちょんまげや刀にはハモを、お尻には尾びれがあしらわれている。ちなみにハモシローはハモの骨切りの達人だそうだが、プロの料理人は一寸(約3cm)に25本もの切り目を入れるというから、本当なら大したものだ。

こちらがモデルとなったハモ。特に11月のハモは「金ハモ」とも呼ばれ、脂がのっていて美味しいらしい

とにかく知ってほしい、ハモのこと


ハモシローの役目は、ハモを杵築の特産品にするため、とにかく宣伝をすること。地元の小学校に出向き「骨切り体験」などを行うことで、ハモの知名度アップを図っている。ちなみに給食でもハモが食べられるというから、なんと贅沢な話だろう。

小学校での実習の様子。特技の「骨切り」の腕を披露したとかしないとか

ほかにも、県外で行われる物産展や市内のお祭りなどにも参加するハモシロー。「杵築市水産まつり」と同時開催される「はも・ハモまつり」では、ハモフライの無料配布や骨切り体験などで猛アピール。中でも激アツなのは、5本の筒にそれぞれ5匹のハモを流し1着を当てるという、その名も「鱧・はもレース」だ。ちなみにイキが良くないハモの方が、抵抗することなくダラーっと筒の中を流れ、速いらしい…。

これが噂の「鱧・はもレース」。単純だが盛り上がるとか

実現なるか!? 杵築の侍たちの競演


ちなみに、先月紹介した同じ杵築のキャラクター「きつみん」とはご近所さんだが、意外と競演経験は少ないという。同じ杵築のキャラなのに…と不仲説も一瞬よぎったが、原因は“マンパワー不足”。担当者さんの「イベントは限られた人数でやっているので…」の言葉が、すべてを物語っていた。なので、二人同時に見られる場合は、それ相応の規模のイベントだと思う!

所属の杵築市商工会の前で。この後、たまたま通りかかったファミリーとの撮影に応じていた

今回原稿を書きながら、「ハモがモチーフのユルキャラなんて、ほかにおらんやろ…」と思いつつ、一応検索してみたところ、同じくハモの産地である徳島県阿南市に「あなんハモ丼」をPRするキャラクター、「ハモーン」なる女性(にょしょう)がおるではないか。これはハモをきっかけに交流するしかない。こちらとの競演にも期待!!

唯一のグッズであるステッカーとストラップ2種(生首?)

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ユルキャラ/ゆるキャラ/杵築市/ハモシロー/ハモ/鱧/きつみん/ハモーン

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