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古民家の扉の先で出合う、最高の広島焼き/おこげ(大分市中津留)
この記事の目次
1.外観からは想像できない、中の世界。昭和の廃材が、令和の居場所に

路地にあり、ふと通り過ぎそうな外観

初めて訪れる人は、きっと外観で一度立ち止まります。古民家を活かした建物は、いい意味で主張が控えめ。「ここで合ってるの?」と少しだけ不安になりながら引き戸に手をかけると、その先で待っているのは、想像とはまったく違う景色です。中に広がるのは、思いのほか洗練された空間。古さを無理に消さず、けれど古民家らしさに寄せすぎることもない。印象的なのが、廃材の使い方。隣の駐車場に建っていた小屋の木材が、テーブルや什器として再生されています。昭和に生まれた素材が、令和の空間で再び役目を持つ。
ゆったりと配された席、ひとりでも居心地のいいカウンター。日田杉の丸太のようなイスがさりげなく置かれ、全体にほどよい余白がある。「長くいてもいいですよ」と、空間そのものが語りかけてくるようです。
2.脱サラし、地元で店をオープン!

店主の三重野さん
昼下がりの店内に、ソースの香りが広がります。カウンター越しに鉄板を眺めていると、不思議と時間の流れがゆっくりになります。慌ただしい日常から、ふっと気持ちが切り替わるような感覚です。この場所をつくったのが、三重野智裕さん。
「もともと、広島焼きが好きだった」と話します。長くサラリーマンとして働くなかで、その“好き”が少しずつ膨らみ、やがて「自分で店を持ってみたい」という気持ちへと変わっていったそう。昼はふらりと立ち寄れて、夜は少し腰を落ち着けられる。気合いを入れて訪れるというより、気づけば足が向いている——そんな距離感がちょうどいい店です。

3.鉄板の上で完成する、広島焼きの一枚

おすすめの「おこげ焼き」1000円
使用する麺は、広島お好み焼き業界で高い支持を集める「磯野製麺」。お好み焼き用の麺一筋の麺というだけあって、程よいコシと食感。オタフクソースとの相性も抜群です。豚肉は県産、ねぎは味一ねぎ、キャベツはしんなりと甘く、たっぷりのボリューム。ひと口目は軽やかで、食べ進めるほどに素材のうまみがじんわりと広がり、最後まで飽きずに食べられます。メニューの中でぜひ味わってほしいのが「おこげ焼き」。大葉の香り、イカ天、ネギのシャキッとした食感が重なり、口の中が一気ににぎやかになります。
4. トッピングも、お酒も、夜の楽しみ、一杯飲みながら、もう一品
大葉やねぎ、シーフードや牡蠣などの追加トッピングなどもあり、気分に合わせて選べるのも魅力。さらに、本日の一品が用意されている日もあり、何が出てくるかはその日のお楽しみ。「今日はこれがありますよ」と声をかけられると、つい頼みたくなってしまいます。
お酒のラインナップも、店主の“好き”がにじみます。安心院のワイン、ビール、そして『日田老松酒造』の麦焼酎「おこげ」を使った「おこげハイボール」。料理との相性を考えつつ、飲みすぎないちょうどよさ。夜、音楽が流れる中で、鉄板を囲みながらゆっくり飲む。そんな時間が自然と似合う場所です。

定番の「肉玉そば」850円。」お酒との相性もぴったり!
5.音楽がつなぐ、人と空間、好きな音に包まれて過ごす夜

三重野さんは、レコード収集もするほどの音楽好き。店内に流れる音楽は店主セレクトで、心地よい音が空間をやさしく包み込みます。その音楽をきっかけに出合ったのが、福岡の建築デザイナー・有吉祐人さんと、大分県を中心に活動する大工チームSNLD・河野健太郎さんと、手嶋秀明さん。三重野さん自身も手を動かしながら、仲間と一緒にこの空間を完成させたそうです。音楽が人をつなぎ、その縁が店のかたちになった——。そんな背景を知ると、店内の空気がよりあたたかく感じられます。ひとりでふらっと立ち寄って、カウンターで一杯。誰かと語らいながら、テーブルでわいわい過ごすのもいい。店主との何気ない会話も、この場所に足を運びたくなる理由のひとつです。

電話:なし
営業時間:11:00~14:00(LO13:30)/17:00~21:00(LO20:30)
定休日:不定
駐車場:4台
HP:https://www.instagram.com/okoge_is_/
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