大分のおいしいネタ、抽出しました。

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俺は今までずっと裸眼で生活してきている。だから眼鏡に憧れがあった。初めて黒縁眼鏡を手にしたのは確か中学1年生の頃。とあるミュージシャンが歌番組でスーツに黒縁眼鏡という出で立ちが格好良くて次の日、1000円で伊達眼鏡を買って掛けた。初めて掛けた眼鏡は違う自分になったようで、学校にも持って行った。目は悪くないのに。
そしてサングラスが好きになった。
2025年、春。新しいサングラスを求めに友達の…というかお笑いコンビの相方である
左京を誘ってセントポルタに向かった。

(因みに左京とは、『落合商店の週末⑤』のファッションスナップで登場した男である。将来は芸人になりたくて、上京するとのこと。ならばそれまでの間、コンビを組もうということになったが活動ができていない。)

俺は人それぞれに似合う物を勧める確かな自信がある。左京にも先日似合うサングラスを見つけてやった。この日ももちろん掛けさせた。
イカしたサングラスを掛けて街を歩く俺たち2人。
すれ違う人たちの羨望の眼差しを痛いほど背中で感じながら、向かった先は『ヤノメガネ中央店』

店内に入るなり、みな俺たちのサングラススタイルに視線を向けた。

「おい、左京。眼鏡屋さんの人たちもお客さんたちも全員俺たちのサングラススタイルに目を奪われているぜ。罪な奴らだな、俺たちは。」

「そ…そうっすね」。(いや、違う。違うよ。こんな変なウケ狙いかどうかわからないサングラスを掛けている俺たちを変な目で見ている。いい加減に変と気付いてくれ…)と左京はわずか2秒で考えた。

店内に入るなり、「 ほんとうのサングラスをかけたことありますか?」というメッセージ。

どういう意味だろう。本物のサングラスならいつも掛けているが…。
見渡すと種類豊富な眼鏡やサングラスが陳列されていた。

面白いのは2階に眼鏡博物館を併設していて、古くは江戸時代末期の眼鏡などが展示されていた。かなり貴重な物で俺のように古い物好きな人には一見の価値大だ。

古い貴重な眼鏡が展示されている

一通り見渡したところで、たまには今までとは違うサングラスも試してみるとするか。

「すみません。」

「は…はい、いらっしゃいませ…」。

店長の室さん。

「ちょっと新しいサングラスを探してまして」。

「はぁ…、ど、どのようなサングラスでしょうか」。

「俺たち見てのとおりイカしたサングラスが好きで、ちょっと今までと違ったサングラスも試してみたいなと。まぁこれ以上にイカしたサングラスあるかわからないですけど」。
(ちょ…恥ずかしいからやめてくれ。冗談半分で掛けていたのかと思っていたけど、この人本当にこのバカみたいなサングラスがイカしていると思い込んでいるみたいだ…。ヤバいな。なんとか変だと気づかせてくれ…頼む)。と左京はわずか1.5秒で考えた。

「失礼ですがお客様、今掛けられているのは…。」

「あぁ、これかい?イカしてるでしょ。俺たち顔がデカいからボリュームあるサングラスで小顔効果を狙ってるんですよ。ここだけの話し」。
(ちょ…待て待て!俺らてなんやねん。顔デカいのはあんただけやないかい!俺顔でかないわ!勝手に巻き込むなや!)と左京はわずか1.2秒で考えた。

「さ、さようでございますか。失礼ですがお客様…そちらはサングラスではなくて…その…おもちゃの…いえ…パーティーグッズといいますか…」。

「えっ!!!何ですって!!!?」

「その…単刀直入に言いますと…ちょっと変というか…」。

「何っ!俺たちのサングラスが変だというのか!?おい、左京!何とか言うたれ!!!」

「いや、変です!正直めちゃくちゃ恥ずかしいですし、俺顔デカないですわ」。

「なにー!!!俺は今まで勘違いしていたのか!!!?俺のこの美意識がズレていたというのか…?」

「いや、そんなはずはない。ならば選んでもらおうやないか!本当のサングラスとい
うものを。そして俺たちに似合うサングラスを」。

「承知致しました。弊社ではマスターコーディネータがいますので」。

ここで現れたのが末高さん。(顔出しNGの為、写真はなし)

「マスターコーディネータの末高です。宜しくお願い致します。まず顔が大きいという方が大振りのサングラスを選ぶことについては間違いないのですが、あまりにも大きいものはサングラス自体が浮いてしまいます。」

このように資料で顔の形で似合うサングラスを説明してくれました。
(ちなみにヤノメガネHP内に同じ画像がありますので、ぜひチェックしてみてください。)

「左京さんはそこまで顔は大きくはなく逆三角形なのでこのようなレンズ幅に厚みがあるウエリントンタイプが良いかと思います」。

ん~…確かに。なんかカッコいい、悔しいけど。てかこいつ、顔デカないんやな…。

「そして落合商店さんは顔は確かに大きいですが…」

「わしゃデカいんかい!!!」

「大きいのですが、顎がシュッとしていますので、このような丸みのある形で、なおかつ薄いブルー系のレンズで優し気な印象を与えてみてはいかがでしょうか」。

「けなされてんのか誉められてんのかよぉわからんわ…てほんまや!!!」

「なんかさっきまで掛けとったサングラスが恥ずかしくなってきましたわ」。

ここでひとつ気付いた。
あのすれ違う人たちの視線は羨望の眼差しではなく、奇妙な人を見る驚きの二度見、いや、三度見、四度見だったのだと。
そして自分が好きで似合うと思いこんで身に着けていたものも実は似合っていなかったと知る場合も結構あるのではないかと。そしてそれを自分1人で身に着けるのはともかく、人に強制することはある種の巻き添え事故だと…。
俺は反省した…。大粒の涙を流しながら左京に謝罪をした…。
そして左京もそれを笑って許してくれた。

ヤノメガネのお陰で俺たち二人は本当に似合うサングラスに出会うことができた。
ただ、これは顔の輪郭にもよる部分もあるがヘアースタイルで変わる部分も大きく関係してくると思う。
そのことは確かに室さんも末高さんも同意はしてくれた。
ヘアースタイルが変わるなど、いつもと違う気分の物をかけたい時はまた相談したら良いのだ、適格なアドバイスをしてくれるはずだ。
その際はまたヤノメガネで都度本当に似合うサングラスを相談したい。
眼鏡やサングラスは顔の一部だ。相手へ与える印象を大きく変えてしまう。
何気なく、適当に選んではいけない。
この春心機一転、本当に似合うサングラスや眼鏡を新調しようではないか。

因みに店長の室さんは、眼鏡作製技能士1級と確定補聴器技能士の資格を持ってい
る。言わばプロフェッショナルだ。
安いサングラスと高いサングラスの違い、日々のケア方法や保管応報など普段気になっていたことを色々と聞いた。
サングラスではなく、眼鏡のことについても聞いてほしい。適格なアドバイスをいただけるはずである。
そうそう、子ども用の眼鏡も充実していた。

そしてこの後お子様をつれた家族の眼鏡選びで室さんが付きっ切りになった。
親身になってお子様の目について真剣に考えてサポートする室さんの姿がとても頼もしく、大分県民の視界を支える眼鏡屋なのだと実感した。
なので最後は左京と一緒に…。

ヤノメガネ中央店
住所:大分市中央町2-5-1
電話:097-535-1551
営業時間:10:00~19:00
定休日:なし
駐車場:近隣提携駐車場利用(セントポルタパーク、ライオンパーク一銀)
HP:https://www.yanomegane.jp
<キーワード>
大分/大分市/ファッション/眼鏡/サングラス/おしゃれ/コーディネーター

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