大分のおいしいネタ、抽出しました。

ここから本文です。

TOPICS

まとめ記事・動画

10代の頃にとあるミュージシャンからファッションや歌に影響を受けて以来、数十年経った今でも服を選ぶ時の基準として、あの人であればどうこれを着こなすか。という基準が自分の中にある。
そのミュージシャンが昨年に多くのテレビ番組で見かけたこともあり、更にまた古着屋に行く頻度が増えたと思う。
この日も例に漏れず古着を求め府内を歩いていた。
目的地は勝手に「大分の古着のデパート」と呼んでいる『STANCE』

階段を上ると、相変わらずオーラのある入口が待ち構えていた。

ドアを開けると、目の前には別世界。
広い店内に古着で溢れている。

壁にも靴が並び、缶バッヂやワッペンといったヴィンテージ小物が。

そして天井からも古着が降ってくるようだ。
レジに目をやると、ミシン。

その横に山積みの古着たち。

「これはこれからリメイクをする古着です。」
そう語るのは、オーナーの廣瀬直樹さん。
このレジの中は廣瀬さんのリメイクアトリエ。
格好良い。
この中から、廣瀬さんが手がけたオンリーワンのリメイク古着が生まれてくる。
「古着が好きな人はたくさんいるのですが、全ての人が高額ヴィンテージを求めているかと言うと、そうではないので。状態の良いレギュラー古着と、オリジナルのリメイク商品で古着をファッションアイテムの入り口になればと考えています」。
年代物のヴィテージが多く占める2階からさらに階段を上がり3階へ。

毎回気分が高揚する瞬間だ。
例えるなら、ブルース・リーの『死亡遊戯』のように
上の階に上がるにつれ、次はどんな敵が待ち構えているのか。
もしくは『ふるさとのデパート、世界の商品 トキハ』のように、次は何のフロアだろうかと。
そう、これこそが勝手に「古着のデパート」と呼んでいる由来である。
3階はさらに圧倒的な量の古着たちが待ち構えていた。

レジのスペースがない分、より多くの古着で覆いつくされる3階フロア。
天井にも夥しい量のキャップとスニーカーが。

しまった…完全に古着に囲まれてしまった。
ここまできたらもう古着による暴力だ。
前出の『死亡遊戯』であれば、ブルース・リーであろうとも手に負えない。
仮に『ふるさとのデパート、世界の商品 トキハ』だったらどうだろうか。
『ふるさとの古着屋、世界の古着 STANCE』として、3階は「紳士、婦人の古着迷路のフロア」。
数年前、大分にライブで訪れたあのミュージシャンも歌ったことだろう。
「この広い古着屋は何か狂っている~狂っている~」
そう、狂っているのだ。完全に狂っている。
「常識じゃないんだよ、この店。」
「スジ者でもイヌコロでもねぇ まして普通の素人さんでもねぇ…」
とは誰が言ったか…。
この夥しい古着の数々は、まさに「狂っている」という表現がしっくりとくる。
このお店は世界の古着に精通する広瀬さんの化身なのではないか?
とはいえ、マニアばかりをターゲットにした古着屋ではなく、自分のようなライト層の古着愛好家や、学生の皆さんにもになって商品の説明やコーディネート提案をしてくれるのだ。
大量の古着の中から1人のお客さんに向けて手際よく捌いて見繕う丹羽周平さん。
凄い…どこに何があるのか、把握しきっている。

その光景に何かデジャヴを感じた。
はっ…!そうだ!
毎週日曜日の18時頃から『STANCE』インスタライブでお勧め商品やコーディネートを紹介してくれているのだ。
これがまた面白く、毎週日曜日の楽しみになっている。
ぜひ日曜の夕方は家族揃って『STANCE』のインスタライブを。
この親身な接客が大分の古着愛好家を増やしているのだろう。
廣瀬さんとこの様な話しもした。
「リサイクルショップも増えてきて、古着への入り口が広くなったとは感じますが人によって古着を買う目的は違います。ただ安いから古着を選ぶのか。または今の服では見れないデザインやディテールを追求しているのか、ヴィンテージと呼ばれる古い服に価値を見出すのか。どれも間違いではないですが、このお店としては後者のお客様のお手伝いをしていきたい。接客を殆どされなく、お客様1人で選ぶお店のスタイルも良いのですが、それだと古着のバックグラウンドがわからないままで着ることになってしまう。その服が持つ価値を適正に理解していただいて、その上で売りっ放しではなくしっかりとしたお客様の古着ファッションを楽しむお手伝いをしていきたいです。」
なるほど。それであればこの店内に蔓延る膨大な古着の暴力にも負けることなく立ち向かえそうである。
1人1人のお客さんと向き合い、しっかりとしたコーディネート提案をする接客スタイル。
夥しい商品量に狂っているようにみえて、実は狂っていない。(どころかまとも。)
そして、やはりその接客スタイルは「古着のデパート」そのものだった。

あと…また福岡のイベントですが、大分の古着好きの皆様に告知を。
昨年12月に開催した鳥飼八幡宮古着祭り。
2回目が開催されます。
2月の3連休に開催します。

大分県内からは前回に引き続きROPALIA from U.S.A!!!!!
他14店舗が参加予定、更に今回から本格的な飲食ブースもあります。
3連休に福岡に行く予定がある方、是非鳥飼八幡宮に来てください。

STANCE(スタンス)

住所:大分市府内町3-5-28 府内ビル2・3F
営業時間:12:00~19:00、土・日曜、祝日~20:00
電話:097-537-5226
定休日:水曜
HP:https://www.instagram.com/stance_oita/

<キーワード>
大分/大分市/古着/ファション/ヴィンテージ/リメイク

おすすめトピックス

ページのトップへ