大分のおいしいネタ、抽出しました。

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  • 道の駅かまえキャラクター ハマンボウDATA
    ■性別:(たぶん)男
    ■チャームポイント:派手な腰みの
    ■種別:地域かけ言葉系ユルキャラ

見た目は元気いっぱいなハマンボウ

 

マリカルの休館、そして再就職


マリンブルーのボディに派手な腰みの、後頭部には白い花が咲き、手にはマラカスと、なかなかご陽気ないでたちのハマンボウ。ベースとなっているのは、魚類のマンボウと蒲江の町花・ハマユウで、元々は現在利用停止中の大分県マリンカルチャーセンター(以下、マリカル)のイメージキャラクターとして、地元の子どもが考案したという(当時のチラシによると2014年に初登場)。

マリカルといえば元猿海岸のそばにあり、宿泊施設やレストラン、海洋科学館、日本一長いと言われた100m海水プールなどを有する海洋レジャーリゾートの聖地とも称された県南の人気施設だった。2018年に休館するのだが、ハマンボウは同年2月に道の駅かまえに譲渡という名の再就職を果たしていた。

こちらがハマンボウのベースとなったマンボウ(画像はイメージです)

 

「蒲江といえば、マンボウ」時代


かつてマリカルでは、定置網にかかったマンボウをプールで飼育しながら一般公開し、毎年GWには「マンボウフェスタ」を開催していた。6月、マンボウを海に戻す「放流の日」には式典まで執り行われ、地元の子どもたちからの手紙の朗読やテーマソングである「マンボウ・マンボ」の歌唱で送り出していたという。マンボウも恩返ししたくなるくらいの大フューチャーで、その傍らには、ハマンボウがいた。

ブリに目がない店長の早川光樹さんと、スタッフの塩月さん

 

ブリにお株を奪われて…


取材は、現在の所属先である道の駅かまえで行った。ブリに特化した道の駅として生まれ変わったここには、当然ながらマンボウはいない。早川店長も、「マンボウよりブリ! これからの季節は、夏に旬を迎えるブリ属のカンパチやヒラマサを推していきたいですね!!」と完全にブリ寄りだ。

頭にはハマユウの花が。蒲江の海岸では7月末まで本物を観賞できる

待つこと数分、奥からハマンボウがのっそりとやって来た。「来たときは嬉しかったけど…正直生かしきれていないのが現状です。もったいないです」と担当者さんが語るように、いつブリの登板かも忘れるくらい、久しブリの対面だったようだ。

現在も地元のイベントなどに多少は参加するものの、一時期は、国内最大のユルキャラの祭典にもエントリーするなど、町の人気者だったハマンボウ。では、地元の子どもたちの反応はどうだろう。急遽、道の駅の裏手にある蒲江児童館での撮影を提案してみた。

ご利益を求めるかの如く、ハマンボウにすがるように抱きつく子どもの姿も

 

やっぱり人気さ、ハ!マンボウ♪


遠くからハマンボウの姿を捉えた蒲江放課後児童クラブの子どもたちが、児童館の入り口に集まってきた。「ナニコレ~!」と瞬く間に囲まれ、触ったり、抱きついたりともみくちゃに。「ハマンボウのこと、知ってる―?」と声を掛けてみると、数人の子どもの手が挙がった。中にはハマンボウの歌が歌えるという子も。

そんなハマンボウの姿を見た担当者さん、「これからはイベントなど、呼ばれたらすぐに駆けつけます! 今後の活躍に期待してください!!」と、急にやる気スイッチが入った。ハマンボウが再び目覚めた瞬間だった。

蒲江放課後児童クラブの子どもたちと

 

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