大分のおいしいネタ、抽出しました。

ここから本文です。

TOPICS

まとめ記事・動画

  • 豊後高田市ふるさとキャラクター ラッピー
    DATA
    ■性別:男の子
    ■出身:ラッカ星
    ■趣味:温泉巡り
    ■種別:地元特産品系ユルキャラ

「昭和ロマン蔵」のボンネットバスの前で。バスでもキャラが作れそうだ

 

宇宙出身のIターンボーイ


ラッピーはラッカ星生まれの宇宙人で、現在は豊後高田市呉崎に定住中のIターンボーイ。趣味の温泉巡りは特に露天風呂が好きで、近所の「くにさき六郷温泉」に入りに行くらしいがすぐ茹で上がってしまうため長風呂はできない。

豊後高田市のメジャーな食べ方、塩茹で落花生。ちなみに「ユッピー」と呼ぶらしい。旨そうだ

豊後高田市初の公式キャラクターとして2016年に誕生し、翌2017年7月の「長崎鼻サマーフェスティバル」で名前が発表された。どこからどう見ても落花生ないで立ちで、その名前も「ラッカセイ」と「ピーナツ」の組み合わせであることは容易に想像が付く。しかし、「なぜ豊後高田市で落花生なのか?」というのが素朴な疑問だった。

落花生丸出しなお姿。「昭和の夢町三丁目館」にて

 

そば、昭和の町、ひまわり…え?落花生?


豊後高田市と言えば西日本有数のそばの産地。春と秋に栽培するため、年に2回も新そばが食べられる「そばの町」だ。しかも「昭和の町」という今や一大観光スポットとなった商店街やボンネットバス、長崎鼻のひまわり、真玉海岸の夕日と、ちょっと考えただけでも豊後高田市をイメージできる素材がゴロゴロ転がっているネタに恵まれた町である。

こちらが合鴨のカモン。合鴨を象ったリュック、ではなく相棒だ

 

落花生が鴨とネギを背負って来る


ここでラッピーの姿を見てみよう。手に白ネギを持ち、さらに白ネギのリュック(というか帯?)で相棒のぶんご合鴨の「カモン」を背負っている。「ラッピーは地元の高校生の発案なんですが、特産の落花生と白ネギ、合鴨を組み合わせているんですよ」と担当者さんが説明してくれた。

実は豊後高田市は県内最大の落花生産地で、特にラッピーが定住している呉崎地区で栽培されている。ラッピーの誕生によって豊後高田市に落花生のイメージが定着し、地元の人も特産品として再認識したという。しかも呉崎地区は移住にも力を入れているので、ラッピーがラッカ星の親元を離れ、Iターンしている状況はなんとも都合が良い。まさに“鴨葱状態”であるのは偶然か、大人の事情による後付けか。

豊後高田市のために活動する非公認キャラ・昭和仮面

 

勝負事には“キレッキレのラッピー”を投入


普段は毎年10月に行われる「落花生まつり」など、地元のイベントや祭りに参加し、豊後高田市をPRしているが、もちろんユルキャラが集まる運動会などにも積極的に参加している。「豊後高田市の非公認キャラに『昭和仮面』というのがいて、一緒に参加したご当地キャラの運動会では最優秀賞を2年連続受賞したんですよ!」と担当者さんの言葉が熱を帯びた。この巨漢で…と思いきや、キレッキレの動きでサッカーや玉転がしなどに参加したらしい。ちなみに“その日のラッピー”で勝敗が決まるらしい。

取材の数日後、地元新聞の某コーナーで担当者さんの顔写真を発見した。記事の内容は、「昭和仮面であることを家族に隠して活動していたが、町で出くわした小学生の娘さんに匂いでばれた」というハートウオーミングなものだった。昭和仮面やったんかい!!!

<キーワード>
#ユルキャラ #ゆるキャラ #豊後高田市 #ラッピー #落花生 #ピーナツ #昭和の町 #昭和仮面

おすすめトピックス

ページのトップへ