大分のおいしいネタ、抽出しました。

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第19回目となる「SALLiA’s リトリート」。今回は大分市下郡に位置する『夜カフェ⑤』に伺いました。

滝尾駅から車で6分、バス停「ゆめが丘」目の前に位置する『夜カフェ⑤』。童話の中に登場するような可愛いドアを開けると、広々とした空間が店内には広がっており、カフェには珍しい座敷もある。

お子様連れにうれしい座敷もある

テーブル席

人気メニューの「ローストビーフ丼」

私が『夜カフェ⑤』を知ったのは、Instagramの投稿で、思わず見目麗しいローストビーフ丼に目を奪われたからだ。美味しそう〜と思わぬ飯テロに耐えながらも、他の投稿を見ていくと写真映えの良さと、そのメニューの豊富さにとにかく驚いた。

ディナーメニューの数々。しっかり食事できるのもうれしい

「海老と木の子のクリームパスタ」

カフェといえば、どちらかというとスイーツやサンドイッチなどの軽食がメインなイメージがあったが、『夜カフェ⑤』はしっかりとした食事のメニューが充実し、パエリアやオムライス、パスタという洋食だけでなく、牛カルビ温玉丼やちゃんぽんや、石焼あんかけ焼きそばなど、様々なジャンルのメニューまで揃っている。

気になってネットで検索をかけてみると、レビューサイトが目に入り、読み進めてみると《子供連れでも快適に過ごせた》《ハイハイする子供連れでも楽しめるカフェでとても良い息抜きになった》など、お子様連れのお客さんの評価が特に高いことが、印象に強く残った。

「なんでこんなにメニューが多いの?」「お子さま連れのお客様に対するホスピタリティの理由って何!?」と、質問をたくさん用意してやってきた私を迎えてくれたオーナーの篠原さん。その背中には、抱っこ紐で固定された状態の篠原さんのお子さんが、ひょっこり顔を出し、こちらに笑顔を向けてくれた。思わず顔がほころんでしまった私は、必死に顔を引き締め、必死に取材スイッチをオンにしようと心の中で格闘していると、奥様が温かいカフェラテを提供してくださった。

カフェラテをいただきながら、話を伺ってみると『夜カフェ⑤』のメニューを全て考え、作り、見栄え良く盛り付けているシェフこそが奥様ということで、重ねて驚いた。

奥様は元々、小さい頃から料理が好きで学生時代は、さまざまな飲食店に勤め、間近でプロのシェフの料理する姿に触れていたそうだ。そして作るのも、人が料理するのを見るのも好きだと言う奥様の料理の腕に惚れ込んだ篠原さんが、「店を一緒にやってみない?」と声をかけ、夫婦二人三脚でのお店作りをすることになったという。

ご夫婦で役割を分担し、オーナーの篠原さんは奥様の夢を叶えるために、奥様はその才能を多くの方の幸せを生み出すというそれぞれの「自己実現」のために、個々の能力を発揮し、協力しあっているということが、ほんの少しの取材の時間でも垣間見えた。
まさに阿吽の呼吸のようなコンビネーションで、私の質問に対し、それぞれが求められた答えを状況に応じて答えてくれるのだ。

お店として心がけているのは、お腹いっぱい食べたい方、高校生や、年配の方、お子さん連れのお母さん方などさまざまなニーズを求める人たちにとって、細分化されたニーズにしっかりと応えられるようにという想いがあるという。

オーナーの篠原さんは、「たとえば大分だと、大人数で集まった際、それぞれ食べたいものが違う時には無難にファミレスに行こうとなってしまうことが多いと思います。でもここに来ればなんでもあるし、なんでも美味しいというお客様にとっての選択肢の豊富さは大切にしています」と述べてくれたが、確かに、クオリティが高い料理かつ、ファミレスのような選択肢の豊富さと備えているお店はなかなか少ない。

「夜カフェパエリア」

インスタで見た料理は、さながらちゃんとしたディナー感のあるクオリティの高さを感じさせるものだったが、実際『夜カフェ⑤』の店内は、アットホームで肩肘張らない居心地の良さがある。

また旬の食材を用いて、奥様が試行錯誤を重ねて生み出すメニューはまさに「好きこそ物の上手なれ」が体現された、スキルを人のために使う幸せさも教えてくれる魅力が詰まっている。

特に、昨年桃を一つ丸ごと使ったパフェは大人気で、最近も《今年は桃のパフェやらないんですか?》という電話の問い合わせまで来ているという。

そしてお店としてのホスピタリティについて、篠原さんはこう語ってくれた。

こんな創作パフェも人気。カスタードとホイップ、イチゴをサンドしたミルフィーユのふたを開けると仲良しのクマちゃんが登場!

テイクアウトできるスイーツもあり

「どんな方にとってもこのお店が居心地の良いお店になって欲しいと思っています。お子さん連れのお母さんたちは、店選び一つとっても負担を強いられますが、自分たちにも小さい子供がいるからこそ、お子様連れのお客様にとって何が必要なのか?をしっかり考えて提供したいと思っております」。
離乳食やミルクが必要な時は、お湯や必要なものを提供したり、貸したりということもしているそうで、どんな人にとっても時間制限なく、『夜カフェ⑤』という空間で落ち着いて欲しいというのが篠原さんご夫婦の想いなのだ。

最低限のルールやマナーはお店として大切にしながらも、それぞれが思いやりを持って接することで、おのずと互いに迷惑をかけない、居心地の良い雰囲気になっていくのかもしれない。

ホスピタリティとメニューの豊富さは、『夜カフェ⑤』を夫婦二人三脚で経営する二人も”思いやり”の数でもある。何度も通える楽しさも含めて、『夜カフェ⑤』のメニューを味わい尽くしたい。

取材・文=SALLiA

夜カフェ⑤
店名:夜カフェ⑤
住所:大分市下郡358ー8
電話:097-507-5521
営業時間: 11:00~16:00、金・土曜~22:00 、日曜〜17:00
定休日:火曜
駐車場:21台
HP:https://www.instagram.com/yorucafe5/
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