大分のおいしいネタ、抽出しました。

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JR南大分駅から車で2分ほど、スタイリッシュかつおしゃれな外観が目印の『witch coffee』にやってきた。私にとってリトリートと聞いて真っ先に浮かぶのは、やはり「カフェ」である。日常の中にある憩いと、少しだけ非日常を感じさせてくれる場所。
そんな対極にある「楽しみ」が融合したカフェという場所を、私はこよなく愛している。大分に拠点を移してから、そんな日常の延長線上で楽しめる場所として出会ったのが『witch coffee』だ。

打ちっぱなしのコンクリートを基調にした店内には、温かさを感じるウッドベースのテーブルや椅子が並んでいる。おしゃれな店内に、少し自分もつられてオシャレになったような気持ちになれて、なんだか少しくすぐったい。

2021年1月にグランドオープンし、ちょうど1周年を迎えた『ウィッチコーヒー』。
おすすめは、なんといっても、スペシャルティコーヒーと呼ばれる、世界で流通しているコーヒー豆の5%しかない貴重な豆を使ったコーヒーである。

早速一番、人気の「グアテマラ」をいただくことにした。一口飲んだだけで、ほどよい酸味と後味の良さ、スッキリしてるのに深みを感じる。

ここ数年は、特に舌が大人になってしまったのか、生意気にもコーヒーの美味しさに敏感に反応するようになってしまい、一口飲んで合わないと思うコーヒーが増えてしまったが、美味しいコーヒーってこういうものか!と素直に恐れ入った。

さらにこのカフェのすごいところは、日替わりで提供される「スイーツ」でもある。料理教室の先生だった方が専属パティシエを務めており、見た目の華やかさもさる事ながら、これまたスイーツ好きを唸らせるほどのクオリティのスイーツを、日替わりで提供しているというから驚きだ。焼き菓子も全て手作りで、テイクアウトで提供されるスープも添加物を使っておらず、体にも優しい。実はケーキに添えられたお花も食べられるそうで、毎朝安心院から届けられているという。

内装やインテリア、提供されるコーヒーやスイーツ…どれをとってもそれぞれの矜持とこだわりを感じるが、オーナーの古川さんは「お店に来てくださる方が、ここに来てゆっくりできる”居場所”を提供することが唯一のこだわりです」と、意外な答えが返って来た。

「提供する側が、こんな風に楽しんで欲しいと押し付けるこだわりにならないように心がけているんです。妻とママ友から始めたお店なので、プロ目線ではなく、一般側の視点で美味しいと思えたり、味わえて幸せと思えるものを提供したい。それがお店のコンセプトでもあります」とお店同様、スタイリッシュな見た目のまま、癒し系の笑顔とともに答えてくれた古川さん。

またスタバなどのチェーン店では主流だが、地方のカフェでは珍しい「ドライブスルー」も取り入れているのも『ウィッチコーヒー』の個性である。”本格的なコーヒーを気軽に味いたい”というニーズがあるにも関わらず、そういったサービスがまだ提供されていないことに気づき、実験的に始めたところ、意外なことに「主婦層」のお客さんが一番多かったそうだ。

「お子さんがいるママさんだと、カフェに行くのも実はハードルが高いんですよね。でも日常の中でコーヒーや焼き菓子を楽しむ時間は欲しい。そんなニーズにもドライブスルーは応えられているのかもしれません」と、同じく子育てをしながらウィッチコーヒーで働く古川さんの奥様が答えてくれた。

日常の延長線上にある、適度な非日常感。
まさに私が求める「カフェ」の姿がそこにはあった。

取材・文=SALLiA

witch coffee(ウィッチコーヒー)
住所:大分県大分市田中町1-5-18
電話:なし
営業時間:10:00-16:00
定休日:日曜、月曜、祝日
駐車場:8台(店舗隣の砂利の部分が駐車場)
HP:https://www.instagram.com/witch_coffe/
<キーワード>
大分県/大分市/ケーキ/スイーツ/テイクアウト/デザート/連載/ごほうび/大分カフェ/コーヒー

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