大分のおいしいネタ、抽出しました。

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私は、アーティストやライターの他に「仏像オタクニスト」の仕事もしている。職業柄、神様よりも仏様に関わることの方が多いのだが、それもあってか、なんだか無性に「神様」に会いに行きたくなった。

個人的に、神様に会いにいくときは「お願い事」という名の「目的」を携えていくことが多いと思うが、今回は「縁結び」が得意な神様にお会いしたい気分だった。

「縁結び 大分 神社」という検索ワードでヒットした神社の画像をいくつか見ていく。すると一際目を引く神社と目があった。

海に突き出た岩窟に存在する、朱色と柱が印象的な社。自然の中の青と赤と白のコントラストが不思議で、それが独特の神聖さを醸し出しているよう。

調べてみると、1625年と創建自体は江戸時代だが大国主名命と共に出雲国(島根県)を治めたと伝えられている「小彦名命」が祀られている由緒正しい神社である。

豊後高田市の海岸線は、約20kmのルートが“恋がかなう道”「恋叶(こいかな)ロード」と呼ばれているが、その起点となっているのは間違いなく『粟嶋社』だろう。この日は気持ちの良い秋晴れで、空と海の青が社によく映えている。

縁結びといえば、どうしても「恋愛間」の縁を結ぶイメージが強いと思うが、仕事や友人などのさまざまな「人と人の縁」のことを指すと聞いたことがある。縁は結ぶよりも続かせていくことの方が、はるかに大変だ。いただいたご縁を大切にするというのは、どういうことなのか?「縁結び」は気軽にお願いしては行けないのではないか?とつい真面目に考えてしまう。

「縁起」という仏教用語があるが、「お互いがお互いに影響し合い、物事や思いは全て繋がっている」という考え方である。仮に願った縁とは違う形の縁が結ばれても、自分は納得できるのか?そのご縁に、意味を見出し、「出会えてよかった」と言える自分でいられるのか?

だって神様が結んでくれたご縁なら、神様視点で「今の私に必要」ということなわけで。

社には、2個100円のお祓いを施した「願い石」があり、それに思いを込め、「叶え岩」の窪みに投げて願掛けができるそうだ。

お参りをして、願い石を手にとってしばらく悩んだ後、なんだか真面目に考えてる自分に笑えて、サンタクロースに欲しいものをねだるような素直な気持ちで、思い切り願い石を投げてみた。これからの自分は、欲しいものをきちんと欲しいといえる自分でいたい。そんな思いも込めて。

少しすっきりした気持ちで『粟嶋社』から帰ってくると、粟島公園内にあるカフェ『AWASHIMA』さんを発見。この日は夏日で、特に冷たいものを体が欲していたので、アイス黒糖ラテとモコモコソフトクリームを注文してみる。

ほんのり苦いコーヒーに黒糖の優しい甘さが、バランスよく絡み合い、汗をかいて疲れた体にじんわり広がっていく。

モコモコソフトクリームも、濃厚な味わい、かなり満足感を得られるソフトクリームだった。我ながら、ナイスチョイス。一緒に行ったソフトクリーム好きの母も大満足であった。

お店には本格的な石窯があり、本格的なピザを楽しめる。さらに『粟嶋社』のお守りなども、こちらのカフェで販売しており、御朱印とお札も店員さんに尋ねると手続きをしてくれるという。

この後、どんなご縁が結ばれるのか?楽しみでならない。

取材・文=SALLiA

AWASHIMA(アワシマ)
住所:豊後高田市臼野7-15 粟嶋公園
電話:0978-53-5253
営業時間:11:00~18:00(LO17:00)
定休日:火~木曜日
駐車場:粟嶋公園駐車場40台
HP:https://instagram.com/awashima_pizza?igshid=YmMyMTA2M2Y=
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