大分のおいしいネタ、抽出しました。

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大分市内から高速道路に乗り、大分自動車道を約1時間進むと日田インターチェンジに着きます。そこから亀山公園方向を目指し約7分、三隈川沿いの通りに今回の目的地、『和くら』があります。

鮮やかな水色ののれんには、お店のかわいらしいマークが

建物はなんと、国の登録有形文化財

駐車場からお店の入り口へ進む途中に掲げられているのは、「登録有形文化財」のプレート。なんとこちら、大正6年(1917年)に建てられた土蔵を利用したレストランなんです。趣のあるエントランスを進み、お店の扉を開けると「いらっしゃいませ」と、オーナーの古田嘉寿美さんが出迎えてくれました。

落ち着いた“大人の雰囲気”が広がります

中央にあるのは、遊牧民が使用していたという「キリム」

天井高のある広々とした店内には、おしゃれなインテリアアイテムがそろいます。「本物でないと、この場所には合わないんです」と古田さんの話す通り、使われている家具などはどれもステキな品ばかり。小鹿田焼などの伝統工芸品があるかと思えば、アメリカの芸術家サイ・トゥオンブリーの作品も飾られるなど、一見、違和感を覚えても不思議ではないほどに、さまざまな国や時代の作品が並べられています。しかし、日本と外国、過去と現代が見事に調和しているのは、この地で長い時を過ごしてきた歴史ある建物がすべてのものを包み込んでくれているからだと感じました。

さぁ、おなかが空いてきたので、ランチで一番人気という「ハンバーグステーキのコース」を注文!

「和くら特製ハンバーグステーキのコース」2800円。今回は撮影のため、すべての料理を並べてもらいましたが、通常は前菜・スープ・サラダとコース料理が順番に運ばれます

ハンバーグは上選牛と特選牛の切り落としを使用

油が跳ねることもあるので、紙ナプキンを着けて準備を

「ジュー!」という音をさせながら、おいしそうな匂いと共にハンバーグが運ばれてきました。リンゴやユズをベースにしたタレも準備されていましたが、肉本来の味がより楽しめる岩塩でいただきます。

さぁ、いざひと口。・・・うん、とてもおいしい!!

噛めば噛むほどに、肉の旨みが口いっぱいに広がってきます。普段食べているハンバーグとは比べられないほど、より肉の味を強く感じ、なんとも幸せな気分に。

前菜に使用している野菜にもこだわっています

デザートは季節によって替わり、いまの時季は「スモモの杏仁豆腐」。上品な甘さが楽しめます

あまりのおいしさに、あっという間に食べ進めてしまい、気づけば〆のデザートに。思わず顔がほころんでしまう、なんとも幸せなランチタイムになりました。

「オーガニックプリン」450円などのテイクアウトも可能

「こだわりの料理を味わってください」と、シェフの石塚さん

「入り口近くの階段から、三隈川へ下りられますよ」と古田さんから教えていただいたので、食後には少しお散歩を。

対岸の亀山公園。春にはサクラ、秋にはイチョウがきれいに咲くのだとか

昭和初期ごろまでは「汲場(くんば)」と呼ばれる場所で、地域の人が水をくんだり米を研いだりしていたそう

三隈川のせせらぎと、その向こうに見える新緑の亀川公園を眺めていると、日頃の疲れもなんだか癒やされていくようでした。

誕生日や記念日、日頃頑張っている自分へのご褒美など、「贅沢なランチタイム」を過ごしたい日には、ぜひ一度こちらへ訪れてみて!なお、ご来店の際は事前予約が確実です。

すてーき茶寮 和くら
住所:日田市隈2-4-13
電話番号:0973-24-2728
営業時間:12:00~LO14:30/17:00~LO21:00
定休日:第1・3水曜
駐車場:約7台
HP: https://www.instagram.com/teppan_wakura/
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大分/日田市/ハンバーグ/ランチ/おでかけ/ステーキ/連載

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