大分のおいしいネタ、抽出しました。

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府内五番街にある『リプル』という、レディースファッションブランドを扱うセレクトショップが同エリア内に移転。旧店舗跡地には、どんなお店が入るのかと気になっていた人も多いのでは?

今日ご紹介するのは、その跡地に新たに誕生したカフェ。しかも、旧店舗の屋号を受け継いだ『リプルcafe』というお店です。オープン初日に、早速お邪魔してきました。

緑ストライプのオーニング(屋根)と白壁が印象的

壁紙やタイル、プランターでグリーンをポイント使いした清潔感のある空間には、白とナチュラルウッドで統一されたカウンターとテーブル席を配置。店内には陽光がふんわりと差し込み、そこにいるだけで晴れやかな気持ちになります。

街なかにいながらにして、ちょっとした自然を感じることができる空間

軒先と店内の一角には、色とりどりのお野菜が置かれていました。このサラダセット…手書きのPOP…、どこかで見たことあるような?

軒先のお野菜たちに、通りすがりの人たちも興味津々

店内の一角にも、たくさん並んでいました

『リプルcafe』オーナーの阿南さんにお話しを伺ったところ、このお野菜たちは、大分市城原にある『葉な果菜』から仕入れたものだそう。

 

やっぱりそうだー!!

実はちょっと前に、オオイタドリップでも取材をしたばかりだったので(記事はこちら)、まさかこういった形で『葉な果菜』の有機野菜たちに再会できるなんて!

 

さらに、もう一つサプライズが。

この日、少しだけ並んでいた食パン。なんと、大分市廻栖野にある人気のパン屋さん『エトワル』の食パンなのだそうです。「もしかして、エトワルさんのパンもここで買えるんですか?」と聞くと、「そうなんです~!何種類か置く予定です」と阿南さん。つづけて「今、人気の“生食パン”も作ってもらっていて、これから販売する予定なんです!」とのこと。『エトワル』の生食パン!? わぁ~、聞いただけでおなかが鳴っちゃいそう。

店内入ってすぐ左手には、野菜とパンの販売コーナーが

『葉な果菜』も『エトワル』も、街なかからだいぶ離れた場所に店を構えていますが、わざわざ車を走らせてでも買いに行きたいというファンも多い人気の2店舗でもあります。そんなお店の商品が、これからは街なかでも買えるようになるなんて…これ、地味にスゴいことかも。

さて、次はランチをいただくことにしましょう。

ランチメニューは、パンが主役の「ランチセット」、1種類のみ。その他のフードメニューは、「オープンサンド」や「ケーキ」といった軽食が並びます。

オープン日の「ランチセット」は、メインがピザトーストとのこと。これに、スープとドリンクが付いてきます。ドリンクは、7種類ある中から“アイスカフェラテ”をチョイス。

しばらくすると、良い匂いを漂わせたスープと可愛らしいお皿にのったピザトーストが運ばれてきました。2層に分かれたカフェラテもたっぷりと入っていて、どれもおいしそう!

「ランチセット」900円

みんなでおいしくいただきまーす!

ピザトーストの食パンは、『エトワル』のもの。そして、タマネギなどの具材は、『葉な果菜』が厳選した有機野菜を使用しているとのこと。

チーズの下には、『くわき農園』の新タマネギが

ピザトーストにフォークを入れると、耳がパリッとはじけて、チーズがとろぉり溶け出します。タマネギのシャキシャキ感やパンのしっとり感、そしてトマトソースの酸味やサラミの塩味なども合わさって、いろんな食感と味を楽しむことができました。

具だくさんなスープは、しあわせの味がしたよ

野菜スープは、カラフルな色合いで具だくさん。ベーコンやお野菜から旨みが溶け出したとろみのあるスープは、味に深みがあってコクを感じます。ショートパスタが入っているので、腹もちもバッチリですね!

素材本来の味わいを楽しむことができるランチは、シンプルなメニュー構成ながらも満足度の高い内容でした。ふぅ、満たされた~。

7月からは、モーニングと夜カフェも始めるとのこと。

夜はビオワインとともに、東京などで流行っている“パン飲み(=パンをおつまみにお酒を楽しむ文化)”を提案していくそうです。新たな酒飲みの文化の到来に、ワクワクが止まりませんね! パンとワインのマリアージュ、絶対合うに決まってる~。

ごくごく普通のカフェかと思いきや、野菜やパンなどを販売する“直売所”的な機能もちょっぴり盛り込んだ『リプルcafe』。今後もカフェ運営と並行して、さまざまな取り組みを行っていきながら、最終的には道の駅ならぬ“まちの駅”的な役割を果たしていきたいとのこと。

従来の「まちの駅」と言えば、地域内での交流や連携を促す場のことを指しますが、阿南さんの考えるそれは、そんな堅苦しいものではなく、「もう一つのリビング(わが家)を街なかに作りたい」という、あったかい想いを形にしたもの。

・だんだんと出歩かなくなってきた年配者が、おうち感覚で気軽に通える場所。
・働き盛りの若い人たちが、出勤途中にサクッと朝食を楽しめる場所。
・ごはんを作るのが面倒くさい時、ちょっとしたおつまみとお酒でおなかを満たす場所。

確かに言われてみると、街なかのお店の大半は“非日常”のひとときを提案してくれるところばかり。だけど、そこに住む人たちって、日々の暮らしの延長線上にある“日常”を彩ってくれる商品やサービスを求めていたりするのかも(そうか。だから、毎日食べる野菜やパンを置くことにしたのか!)。

あるようでなかった新たな拠点は、オープン初日にもかかわらず、すっかり町の風景に馴染んでいました。リプルとは、“波紋”という意味。その店名が示すとおり、まちなかに住む人たちの暮らしにもすぐに溶け込んで、広がりを見せていきそうな気がします。

6月中はランチとカフェタイムのみの営業となりますが、7月からはモーニングと夜カフェも始まり、使い勝手がさらによくなりますよ。街なかに住む人もそうでない人も、ランチや買い物、パン飲みにぜひ繰り出してみて!

カウンターは、馴染みのお客さん同士、席の取り合いになる日も近いかも

リプルcafe
住所:大分市府内町2-2-15
電話:097-574-8290
営業時間:10:00~17:00 ※7月から変更予定
定休日:水曜
駐車場:なし
HP:https://www.instagram.com/ripple_cafe_oita/
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