大分のおいしいネタ、抽出しました。

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『トキハわさだタウン』のすぐ近く、自然に囲まれた場所に『独楽喫茶 風じん・雷じん』という喫茶店があったのをご存知でしょうか? 19年にわたり、たくさんのお客さんを迎え入れてきた歴史ある喫茶店です。

旧『風じん・雷じん』。現『つばめ食堂』

「20代の終わりからここのコーヒーを飲み、この場所でさまざまな方と出合い、焼き菓子を卸すようになり、気づけばこの空間で自分がお店を開くことになるなんて。この場所、ヒトとのご縁に感謝しています」。そう語るのは、『つばめ食堂』のオーナー、岩田さん。

『岩田さんの台所おやつ』を切り盛りしていた頃は、拠点を持たずに活動していたそうですが、子どもたちの手も離れてきて自分のお店を持つことを意識し始めたタイミングと、『風じん・雷じん』のオーナーさんがお店をたたもうとしていたタイミングとが重なり、とんとん拍子でこの空間を引き継ぐことが決まったんだそうです。

旧屋号と新屋号のプレートが上下に掲げられたエントランス

ちなみに、『つばめ食堂』という店名の由来、気になりますよね?
「あの壁の上側を見てみてください」と岩田さんが指差した方向を見てみると、なんと本物のつばめちゃんたちがいるではないですか。

ツバメの巣を発見。あら、よぉく見ると…

こっち見てる~!

この日は、もうすぐ巣立ってしまうツバメのヒナが顔をのぞかせていました。なんて可愛いんでしょう…!
このとおり、ツバメが暮らす食堂という意味合いと、一度巣をかまえたら、その場所に再び戻ってくるツバメの習性から、“また足を運びたくなるような、ホッと落ち着く寛ぎの場でありたい”との思いを込めて、「つばめ食堂」にしたそうです。なんだか、ほっこりしてしまいますね。

絵画が飾られたコンクリの壁、木のぬくもりを感じるテーブルやイス。喫茶店時代の素敵な空間はそのままに、岩田さんが提供するのは -心とからだにやさしい-料理やおやつ。

雰囲気のあるシックで落ち着く空間

メニューを見てみると、「つばめランチ」や「天然酵母のピザ」といった食事メニューのほかに、自然派由来のドリンクや、少しずつ内容が入れ替わる「気まぐれおやつ」などが並んでいました。

手書きのメニュー表

なかでも一番人気の「つばめランチ」は、1日限定10食。予約優先制で、10食に達していなければ、予約なしでも用意していただけるそうです。私たちは、お店に足を運ぶ前に「まだ、つばめランチありますか?」と電話で問い合わせてから訪問していたので、限定ランチにもれなくありつくことができました(確実にランチを食べたい方は、こうした事前連絡や事前予約が間違いなさそうです)。

ちなみに、小学生以下のお子さんは入店できないのでご注意を。大人たちがゆっくりと寛げる場所として開かれた空間なので、ママさんたちは、お子さんが幼稚園や学校に行っている間に訪れてみてくださいね。

さて、そんなこんなしているうちにお待ちかねのランチが運ばれてきました。

「つばめランチ」1500円(小さなデザート&ドリンク付き、1日限定10食)

野菜が主役のおかずやハンバーグが盛り付けられたメインプレートは、彩りがとても美しく、目でも楽しませてくれます。

【この日のつばめランチのお品書き】
・焼き浸しの茄子
・とうもろこしとペンネのジェノベーゼ
・キヌアサラダ
・ポークハンバーグ
・人参のクミンマリネ
・大豆のフムス
・ジャガイモとピーマンのキッシュ
・かぼちゃナムル         以上がメインプレート


・焼き茄子のポタージュ
・雑穀米(緒方のお米を使用)
・チョコレートムース(ビーガン対応)
※季節やその日の仕入れ状況によって内容が変わるそうです

野菜は、なるべく有機栽培(オーガニック)のものを使用。イベント出店時に出合った、信頼のおける地元農家さんから直接仕入れたりもしているそうです。地産地消の食材をたっぷりといただけるランチ。素材そのものの風味や良さを引き立てる調理法で丁寧に作られた料理には、「野菜って、こんなにおいしいんだぁ~」と再発見させてくれる美味しさが溢れていました。

食後は、「自家製酵素サイダー」と「自家焙煎の無農薬アイスコーヒー」でお口直し。

この日の酵素サイダーには、ヤマモモを使用

体が喜ぶ、自然派ランチを存分に堪能し、心もすっかり満たされたランチタイムとなりました。ちなみに、「気まぐれおやつ」は、常時2~3種類が並ぶそうで、これも少しずつ内容が変わっていくのだとか。

オープン当日の「気まぐれおやつ」

岩田さんいわく、「天然酵母パンのトーストは、個人的にとってもオススメです!」とのこと。なかでも“はちみつバタートースト”は、天然酵母の自家製食パンに枝次養蜂場のはちみつとグラスフェッドバターがたっぷりとのっていて、やみつきになる美味しさだそうですよ。これはぜひ試してみたいですね。

「天然酵母パンのトースト(はちみつバター)」400円

日々の忙しさにかまけていると、つい食事が適当になってしまったり、丁寧な暮らしぶり…とは程遠い状態になってしまったりと、自己嫌悪に陥りがち。そんな時にこの場所を訪れて、体に優しい料理やおやつをいただいたら、自然と気持ちがリセットされて、気分が晴れやかになりそうな気がします。

ちょっぴり疲れた時、ホッと一息つきたい時。『つばめ食堂』の非日常空間で、ゆったり“羽休め”といきませんか?

平日(火~木曜)のスキマ時間にぜひ立ち寄ってみて

つばめ食堂
住所:大分市玉沢335-3
電話:090-3415-0697
営業時間:11:30~17:00(LO16:00)
定休日:金~月曜 ※火・水・木曜営業
駐車場:6台
備考:小学生以下の入店はできません
HP:https://www.facebook.com/つばめ食堂-845708182477975
https://www.instagram.com/tsubamesyokudo/
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大分市/ランチ/おやつ/スイーツ

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