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ある日、私のTikTokから一通のDMがきた。いつも私の動画を見て応援しているという大変励みになるメッセージだったが、その方は日出で『マインズ』という洋食屋を営んでいると自己紹介も添えてくださっていた。
「マインズ?え!あの有名なお店じゃん!」とすぐに気づいて驚いた。実は最近SNSでハンバーグで有名な洋食店が日出にあると目にしていたこともあり、個人的に行きたいお店リストの中に入れていたお店だったからだ。そんなお店のオーナーからまさかDMをもらえるとは…。なんたる僥倖…。

これは何かのお導きだと思い、ぜひ取材をさせてほしいと私もメッセージを送った。オーナーの三好さんは、「まさか取材してもらえるなんて!」と喜んでくださり、早速『Mind’sマインズ日出本店』向かったのだった。

オープンは2002年4月21日。ずっと同じ場所で、地元だけでなく県外からの観光客、外国からの旅行客にも人気で愛され続ける名店である。だが、『Mind’sマインズ日出本店』は苦難の連続が続いていたという。
「一番大変だったのが2009年でした。私事ですが離婚をしたことで、働きながら2人の子供を育てる日々がスタートしたんです。経営も下火になって、苦肉の策で通販事業を始めました。どんなに苦しくても挑戦は続けようと思ったので、知人からの勧めもあってテレビショッピングで商品を紹介してもらうために借金をしたのですが、テレビショッピングで取り上げてもらっても売り上げが2万5000円しか出ないという現実を突きつけられました」(オーナーシェフの三好さん)

いよいよもうダメだと思った矢先、三好さんはたまたま当時、放送されていた人気番組「人生が変わる1分間の深イイ話」の食品通販が美味しいかを判定するコーナーの募集を見て、「これだ!」と閃いたそうだ。コーナーでは美味しくないと烙印を押されることも多く、マイナスイメージを定着させるリスクもあったが、最後まで諦めずに挑戦している姿を子ども達に見せたいという想いや、お店を愛するリピーターさんのためにも、料理の味は確かだと伝えるために2時間かけて文章を考え、挑んだ。その結果番組から連絡が来て、紹介されることに。そして結果は、その日紹介された商品の中で唯一の”旨イイ”判定だったという。

「オムライスセット」1980円

幸運の女神の前髪をしっかりと握った三好さん。それからは、経営も軌道に乗り、『Mind’sマインズ日出本店』の味の素晴らしさは全国に広がっていった。「挑戦したものにしか結果は与えられないという思いで、いつも挑戦することを心がけていました。14年かけて多くの飲食店で修業しましたが、最初はカレー屋になりたかったんですよ。カレーって子どもの頃、ご馳走だったんです。だから最初はカレーから始めようと思ったんですが、カレーだけだと味気ないということで、オムライスやハンバーグもとメインのメニューを増やして行きました」

「牛挽きハンバーグカレー」1550円

全国各地で、『Mind’sマインズ日出本店』の味の虜になり、子どもから大人まで魅了しているその理由は、三好さんの”固定概念を壊すことで生まれる、予想を超える美味しさとは何か?”という探究心だ。

カレーもメニューとして出すまでに5年の研究時間を費やし、スパイスも1g単位で調整し、甘いんだけど辛いという独自のカレーを生み出した。さらにオムライスも、ソースにこだわることで差別化を図る店も多い中、三好さんはチキンライスに着目したという。

「グリルバーグカレー」1685円

「いかによそのお店と違うものを開発するかを考えているんですが、チキンライスのソースを独自に作ったんです。出汁をとって、オリジナルのソースを使って作るチキンライスによって、オムライスというみんながよく知っているメニューをどう変えていくか?を探求しました。オムライスだって、卵とお米と玉ねぎとソースとという要素の組み合わせによってできています。だからこそ、要素を分解して因数分解のようにどこをどうしたら他と差別化できるか?を追求するようにしています」

そんな探究心の結果生まれたオムライスは、『Mind’sマインズ日出本店』で一番人気のメニューとなっている。そして私が一番注目しているのはハンバーグだ。これまた三好さんの面白い試みで生まれたソースが特徴なのだそうだ。

「ハンバーグ、お肉といえば赤ワインというイメージがあるかと思いますが、僕はその固定概念を壊したいと思ったんですね。それで白ワインをソースに使ってみたんです。最初はデミグラスのソースと、白ワインを使ったオリジナルソースの二種類を出していたんですが、ある日大阪から来てくれたカップルが『あのハンバーグのソースはなんですか?』って聞いてくれて、評判だったのでそれからは白ワインのオリジナルソース一本のメニューにしました。ここでしか味わえないものを味わって帰っていただきたい。そして帰った後、『ああ、あれ美味しかったな。また食べたいな』と思い出してもらえるようにと思っています」

食感も楽しめる不思議な「ゆれる乙女プリン」440円

飲食店なんだから、美味しいのは当たり前。記憶に残るほどの美味しさを提供したい!と、真剣な眼差しで三好さんは語ってくれた。

確かに、カレーもオムライスも、ハンバーグもよく知り、味がある程度予想できるものだからこそ、その固定概念が覆された時の衝撃は凄まじいものになるだろう。そしてその衝撃は、感動でもあり、記憶になり、思い出にもなる。だからこそ三好さんが仰る、美味しいのは当たり前だからこそ、記憶に残るほどの美味しさというのはシンプルだが、それに到達するのはとても難しいことなのではないか?と私は思った。

だからこそ、どんな困難でもめげずに挑戦する姿勢をストイックに示し続けた三好さんだからこそ、その領域に達することができたのではないか?とも同時に思った。幸運の女神の前髪は、死ぬ気で努力する人の前にしか見えないものだ。

実際に、『Mind’sマインズ日出本店』の味が忘れられずに県外から10年ぶりにやってくるお客さんもいるという。先日、韓国から来た旅行客が、帰り際、親指を立てて「とても、美味しかったです!」「子どもの食べっぷりが全然違いました!」と伝えてくれたそうで、忖度なしの子どもががむしゃらに食べるということは、本当に美味しいことの証左だと私は思う。

そして日出で24年もの間地元に愛されるお店としての役割も担っている『Mind’sマインズ日出本店』。お店を通して、お客さんの人生を見ていくことが、楽しみと喜びの一つだと三好さんは語ってくれた。

「昔はカップルだった彼らが夫婦になり、そして子どもが生まれ、子どもが大きくなっていく。そして家族ぐるみで来てくれるようになる。例えば、お子さんが誕生日の時どこに食べに行きたい?と聞くと『マインズのハンバーグ!』と言って、毎年来てくれるご家族もいて、大切な思い出づくりの場所に選んでもらっていることもそうですし、そういった家族の時間の流れに関われていることが幸せですね」

あのお店で食べた美味しい感動は、いつしか人生の思い出にもなっていく。
数々の奇跡と、どんな困難でも諦めなかった三好さんのおかげで、これからも『Mind’sマインズ日出本店』によって多くの幸せが紡がれていくだろう。

私も大切な家族と、大事な思い出を『Mind’sマインズ日出本店』でたくさん作って行きたいと思う。

取材・文=SALLiA

Mind’sマインズ日出本店
住所:速見郡日出町2701-1
電話番号:0977-73-2379
営業時間:11:30〜15:00(LO14:00)/17:30〜21:00(LO:20:00)
定休日:火曜
駐車場:6台
HP: https://minds-shop.com/
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