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【再訪】日出の魅力発見‼JR暘谷駅周辺探索【落合商店の週末㉕】
8月2日(土)晴れ。
「大分七夕祭り 府内戦紙」に今年も参加した翌日、JR暘谷駅周辺へ。
昨年と同じく天気に恵まれて、高台から眺める別府湾は今年も絶景。
無駄な音ひとつ立たない「致道館」内から眺める別府湾は時が止まっているような感覚で、1年前と変わらない空間でした。
今回もノープラン、昨年同様『ひじ町ツーリズム協会(日出町観光協会)』で資料を集めてどこに向かうかを考えるのは楽しい時間ではありますが…午前中にも関わらず暑い。
気付けば10時を回った頃。
抜けるような青空と、山の緑のコントラストが綺麗な町中に「荒城の月」が
響き渡りました。
調べてみると、夏休みや春休みの期間中に流れているらしく
他にも12時に「花」、17時に「雀」という曲が流れているようです。
このことからも、瀧廉太郎は“日出の人“と親しまれていることがわかります。
そこでまずは瀧廉太郎ルーツである『瀧家屋敷跡』に向かいました。

現在跡地は日出幼稚園に
その跡地から道を挟んで向かいにある『的山荘』の外壁に残された
弾痕に目を奪われました。
このように、町中至るところで歴史を感じることができることが日出の面白いところ。
次いで日出港へと降りていき、探すは鏝絵(こてえ)。
江戸末期から明治にかけての左官職人によるアートで、日出藩お抱えの左官職人「青柳鯉市(こいち)」と息子「長市」によって広まったとのことです。
その鏝絵を探しまわり、地元の方々に聞くもなかなか見つけられず。
ようやく知っている方に出会い、「これやろ?」と教えてもらった鏝絵がこちら。

兎と白波で躍動感が伝わる。(住民の方に撮影許可をいただきました)
この他にも町内に約30カ所、港周辺に4カ所程残っているとのことなので
鏝絵探しも面白そうなのですが…今回も時間が足りずに1件で断念…。
またリベンジをしようと誓いました。
その後は海から離れ『松屋寺』へ移動。
ここでは国指定天然記念物である、日本一の大蘇鉄(そてつ)を拝見。

圧倒的な存在感
さすがは日本一というだけあって大迫力でした。
また、近くには瀧家の菩提寺である『龍泉寺』があるので、立ち寄ってみてください。
松屋寺を出て、最後に向かった先は古墳です。
『安養寺経塚古墳』。
矢印の方へ進むと…
ありました!
なんと明治17年(1884)に子供が塚の上で遊んでいるときに発見したそうです。
6世紀頃の古墳と推定されているとのこと。
その当時から明治になるまで発見されず、地域の子どもが見つけたというロマンを感じる不思議な場所でした。
昨年夏から2回目の日出探索でしたが、
特に何もなくとも、本当に天気の良い日に歩くのは気持ちが良いものです。
ぜひみなさんも散策してみてはいかがでしょうか。
10月には毎年開催されている、「ザビエルの道ウォーキング大会」というイベントがあるので散策に絶好の機会です。
この他にも「城下かれい祭り」など、魅力的なイベントもある日出町。
次は『致道館』の中から、何もせず風を感じながら
ボーッと海を眺めたいなと思うのです。
大分/日出町/暘谷駅/おでかけ/古墳/瀧家屋敷跡/松屋寺/安養寺経塚古墳
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