大分のおいしいネタ、抽出しました。

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第二次世界大戦に勝利して空前の好景気を迎えたアメリカ、『Golden age』と呼ばれた1950年代。
戦争で我慢を強いられていたアメリカ全土が、終戦後にそれまでの鬱憤を晴らすような想いが工業製品に反映された。
それは服やクルマ、電化製品、インテリア…。多くのプロダクツデザインをアメリカがリードしたまさに輝かしい時代。
私自身この頃のスタイルや音楽に憧れた10代後半から20代前半、スタイル面で似合わないことに気付き深くのめり込むことはなかったが、特にファッション面では憧れはあった。
所謂『ロカビリー』『フィフティーズ』『ロックンロール』というキーワードに触れてきた方にとっては刺さるお店が中津で見つけた。
それがここ、『PHARAOHS(ファラオ)』だ。


いきなり『KAWASAKI』のバイクが店内に。

店内は「ジ・アメリカンダイナー」を思わせる雰囲気。
薄暗い店内がまた不良の溜まり場のような雰囲気が漂っていてクール。

オーナーのゆうきさん。
綺麗に整えられたリーゼントと赤いドリスラージャケットがまさに生き様を表わしている。

一見怖そうな雰囲気もあるが、物凄く気さくな方です。
この日も中津の不良(良い意味で)の方々と笑いながら盛り上がっていた。

私もカウンターに座り、お勧めのハイボールを。

『THE DEACON』というスコッチウイスキーを割った1杯。
ボトルがたならなく格好良い。

非常にパンチがある1杯で、普通のハイボールとは違う飲み口を求めている方におすすめ。
さて、ここで店内に興味津々の私は徐に立ち上がり隅々を見て回った。
「奥のスペースは近々ステージを作ってライブができるバーにするんですよ。」
と聞いたので、奥に行ってみると洋服が掛けられていて…。

「良いナッソージャケットですね!売っているんですか?」
「いやいや、それ俺の。」
「えっ!!!?」
よく見ると服やブーツが至るところに…。

『CREAM SODA』『WACKO MARIA』『DRY BONES』『BAMBINO』ヴィンテージ古着など…どれも高額商品ばかりなのだが、大事に保管というよりは、乱雑な扱いでそれもまた格好良い。普段着として良い感じに使い込まれている雰囲気だ。
笑いながらいろいろと出してくれて、友人の家に遊びに来たような感覚。

どれも唸るアイテムばかりが奥から出てきた。
多様性の時代と言われているが、自由なスタイルで楽しむ人たちが減ってきているなと感じる。そうなると、このようなカルチャーが衰退してしまうのではないか…。
「もっとファッションを楽しもうぜ。」
ゆうきさんの背中からそう聞こえた。

(因みに50’sファッション以外のお客さんもいるので、構えずに行ってみてください。)

PHARAOS(ファラオ)
住所:中津市島田767-7
電話:090-5447-1676
営業時間:20:00~LAST
定休日:日曜
駐車場:なし
HP:https://www.instagram.com/pharaohs1020/
<キーワード>
大分/中津市/バー/隠れ家/アメリカン

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