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【開店レポ】元芸人が本気で炊いた、人生逆転の豚骨/博多豚骨の向こう側 KOU-YU(中津市)
この記事の目次
1.中津市に誕生。今、注目される“本気の豚骨ラーメン”

国道213号沿い。駐車場は店の前のほか、道の反対側『スタリオン』の横の駐車場も利用OK
中津市の国道213号沿い。アクセスしやすい大通りに、11月26日、新しいラーメン店がオープンしました。店先の看板から伝わってくるのは、博多豚骨に向き合う強い覚悟。その言葉どおり、ここで味わえるのは、毎日骨から丁寧に炊き上げる本格的な博多豚骨ラーメンです。
博多の有名店で培った技術を土台にしながら、中津という土地に合う味を模索。オープン前からSNSで発信を続けていたこともあり、開店前からすでに注目を集めていました。
2.元吉本芸人、36歳ニート店長の物語

この店を語るうえで欠かせないのが、店長・優平さんの存在です。福岡県筑紫野市で生まれ育ち、幼い頃から某有名ラーメン店の味を食べて育ちました。大学進学をきっかけに、その店で働き始め、自分が作ったラーメンをお客さんが笑顔で食べてくれる姿に、「人を喜ばせる仕事」の喜びを知ったそうです。大学卒業後は一般就職を選ばず、吉本興業に所属しお笑いの世界へ。しかし結果が出ず、地元福岡に戻ることに。営業職やUberなどで働く中、原点のラーメンを食べたことで忘れていた夢がよみがえり、再びラーメンの道へ戻ります。某有名店で店長を務め、確かな経験と技術を積み重ねました。

そこで再会したのが、以前一緒に働いていた現オーナー・幸太郎さん。意気投合し、「自分たちのラーメン店をつくりたい」という想いが一致。中津市で新たな一歩を踏み出しました。店名は、2人の名前から取ったもの。36歳での再スタートに込めた覚悟が、この一杯には詰まっています。

3.濃厚なのに後味すっきり。目指したのは“毎日食べられる豚骨”

「特製ラーメン」1100円
この店の豚骨ラーメンの最大の特徴は、「濃厚なのに重くない」こと。豚のゲンコツや頭を独自にブレンドし、長時間炊き出すことで骨の旨みを最大限に引き出しています。そこに昆布やかつお出汁、醤油の要素を重ね、ただ濃いだけでは終わらせない奥行きのある味わいに。
目指したのは、“毎日でも食べられる博多豚骨”。一口目のインパクトはしっかりありながら、食べ進めるほどに後味は軽やか。気づけばスープが減っている、そんなタイプの一杯です。こってり派はもちろん、普段は豚骨を避けがちな人にもすすめたくなる仕上がりで、「中津市で豚骨ラーメンを食べるならここ」と言われる存在を本気で狙っています。
4. 実食レポート。じっくり味わいたい、豚骨の魅力
まずは看板メニューの「特製ラーメン」1100円を注文。チャーシューがプラス2枚、半熟卵、海苔がのった王道スタイルです。スープをひと口すすると、口当たりはとろり。それでいて喉を通ったあとに嫌な重さが残らず、自然ともう一口を欲します。

細麺はスープとの絡みがよく、歯切れも抜群。噛んだ瞬間に感じる、シャキッとした軽快さと、ポリッと心地よい食感がクセになります。辛味は控えめで、旨みを邪魔しないバランス。
無料トッピングの高菜は店内で手作りされており、これが驚くほど人気。途中で加えると、スープにキレが生まれ、味の印象がガラッと変わります。最後まで飲み干したくなる理由が、ここにありました。

「チャーシューメン」1100円

「チャーシュー高菜丼」350円
ほかにも、チャーシューが主役の「チャーシューメン」1100円、高菜の旨みがご飯に染みる「チャーシュー高菜丼」350円、「明太子ご飯」350円など、サイドメニューも充実。夜は「晩酌セット」700円もあり、ラーメン店としてだけでなく、気軽に立ち寄れる一軒として使えるのも魅力です。

5.この一杯には、店主の人生がにじんでいました。

「失敗から成功まで、全部発信します」。そう語る優平さんの姿勢は、ラーメンにもそのまま表れています。完成形を気取らず、常に良くし続ける。その過程さえも隠さず伝えるからこそ、人は応援したくなるのだと思います。

優平さんのキャラを知ることができる、店のInstagramもチェック!
中津市で出会えるこの豚骨ラーメンは、単なる“新店”ではありません。元吉本芸人という異色の経歴、博多豚骨への深い愛情、そして人生をかけた再挑戦。そのすべてが一杯に溶け込んでいます。中津でラーメンを探している人も、濃厚だけど後味すっきりな豚骨を求めている人も。一度は味わってほしい、記憶に残る一杯でした。
電話:なし
営業時間:11:00〜15:30(LO15:00)/17:30〜22:00(LO21:30)
定休日:木曜
駐車場:4台(ほか向かいに共有Pあり)
HP:https://www.instagram.com/tonkotu_kouyu/
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