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心地よい潮風を浴びながら、海岸線を走り抜けて『長崎鼻リゾートキャンプ場』へ。今回の目的は、こちらの敷地内にオープンしたデジタルアートギャラリー『不均質な自然と人の美術館』だ。中は3つの部屋に分かれており、長崎鼻の雄大な自然と人がテクノロジーを介して触れ合うことをテーマとしたアート作品になっているのだとか。

アート作品を手掛けたのは、福岡県を拠点に活動するクリエイティブラボ『anno lab』

一部屋目は「太陽と月の部屋」。自然光と人が相互的に触れ合うように設計された作品で、部屋の上部に人の動きに反応して開閉する288個の小窓が設置されている。自分が立ったところに自然光が射し込み、幻想的な空間が広がるのだ。光の加減は天候・時間によって変わるので、何度来ても違った印象を与えてくれる。

館内はフラッシュ撮影でなければ、撮影自由。陽の光が射し込み、幻想的な1枚を撮ることができる

二部屋目は「海の部屋」。高速で水の玉を発生させる特殊な噴水に、超高速で発行する特殊なプロジェクターを使用した作品。水の玉にプロジェクションマッピングを行うことで、浮かんでいるような、自由に動き回っているような水の玉は、触れようとすると色や形が変わり、不思議な感覚を楽しむことができる。

潮位や天候によって、ゆるやかに演出が変化していく

三部屋目の「森の部屋」は、円筒状の空間に長崎鼻の自然や微生物をイメージしたアニメーションが映し出される作品。アニメーションは美術館周辺の風力、風向きを反映しており、作家が一枚一枚手描きした素材を元に構成されているという。壁一面の映像が床にも反射して、まるで異空間にいるような感覚と、自然や生物の小さくとも力強い生命力を感じられるアート作品だ。

アニメーション作家やゲーム開発者など、多彩な経歴を持つクリエイター集団である『anno lab』ならではの作品

3つの部屋がそれぞれ、自然が持つ不均質性の美しさを最新のテクノロジーを用いて取り入れており、訪れるたびに違った表情を見せてくれる。太陽の光や、天候、風向き、潮位などに影響されて変化するアート作品は、均質化された従来の美術品と比べて、どこか心地よく、心を落ち着かせてくれるのだ。作品を満喫した後は、周辺のパブリックアートを鑑賞しながら、豊後高田市の豊かな自然を感じてほしい。きっと今までと違う感覚を味わえるはずだ。

周囲に点在するパブリックアートも見どころの一つ

不均質な自然と人の美術館
住所:豊後高田市見目4060
電話番号:0978-23-1860(豊後高田市観光まちづくり株式会社)
営業時間:10:00~17:00(入館閉館の30分前まで)
定休日:木曜※8月26日(水)までは無休
駐車場:共有P利用
料金:700円、中学生以下300円 ※未就学児は無料
HP:http://www.nature-and-human.art/
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アート/ギャラリー/豊後高田市/おでかけ/ドライブ

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