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【駅から徒歩10分圏内のグルメ旅!-大分駅編⑨-】カジュアルに楽しむ薬膳パワーで夏バテサインを回避!
今回は、JR大分駅府内中央口(北口)より”徒歩旅”スタート。

JR大分駅府内中央口(北口)

ここを左折すれば右側に目的地があります
駅を出てJRおおいたシティのビルと大分駅前交番の間の道を直進。「要町東」の信号を左折したら、次の角をさらに左折。『ホテルクドウ大分』を通り過ぎれば、目的地の一軒家が見えてきます。ここまで徒歩約9分。今回は分かりやすい道を通ったので、若干遠回りでしたが、NTTとマンションの間の細い道(車両通行不可)を通れば7分ほどで到着しますよ。

グリーンの奥に見える、水色の扉が目印
今回の目的地は『薬膳カフェ Sea boat(シーボート)』。店名の通り薬膳を取り入れた料理を提供するのは、薬膳インストラクターや野菜ソムリエの資格を持つ、店主の安東有里さん。
「自分自身や身近な人の体調の変化をきっかけに、薬膳と出合い、知識を深めるようになりました」と話す安東さんがもてなす料理は、季節ごとに感じやすい不調に応じて、食材のもたらす効果を引き出した“カジュアルな薬膳料理”がコンセプト。

その時季の料理内容や薬膳の効果を記したメニュー表を隅々まで拝見
そもそも薬膳って…? と思う人も少なくないはず。薬膳料理とは、食材が備え持つ性質を生かして、健康増進や病気予防を目的とした料理のこと。季節や体調、体質に合わせて、体を温めたり冷やしたりする食材や、気を補う食材などを選び、バランスの取れた食事をとり、心身を整えることを心掛けるものだとか。
何だか奥深くて難しそう…と思ってしまいますが、例えばトマトやニガウリなどの夏野菜は体の熱を取る性質から、熱中症予防や暑い季節の体温調節に一役買ってくれるので、普段の食事にも取り入れると効果が期待できるなど、意外にも特別なものではないんだなと感じた私。
前置きが長くなりましたが、薬膳ランチ、早速いただきます!

「ランチ<臨>rin」2550円※内容は時季により変わる。安東さんがセレクトした、涼しげな箸置きにも注目
ランチメニューはスープまたはおかゆをメインにした「<臨>rin」と、小鉢をワンプレートで楽しむ「<咸>kan」の2種類。どちらも1カ月から1カ月半を目安に、季節ごとの味わいに仕立てています。
7月中旬まで提供予定の「<臨>rin」は、台湾の伝統的な薬膳スープ・四神湯(スーシェンタン)をはじめ、ズッキーニやパプリカ、紫ニンジンなどの野菜とピーナッツのドレッシングで味わうサラダ、はと麦をアクセントにした「かわり冷奴」、デザートの「ライチのゼリー」など、目でも楽しませてくれる内容。

この日のすりながしは「じゃが芋のすりながし」
ランチの最初に運ばれてくるのは、すりつぶした野菜とだしを合わせて作る野菜のすり流し。ジャガイモは胃腸の調子を整えてくれるそうで、なめらかな口当たりとほんのりと甘みを感じる、まるで洋風の冷製スープのような味わいです。

「四神湯」には具材がたっぷりで満足感◎
スープは台湾出身の講師に習いつつ、日本人の体質に合わせたクセのない味付けに仕上げているそう。「四神湯」は夏バテや消化不良を感じる時に食べると効果的と言われていて、箸でスッとほぐれるほど柔らかく煮込んだ鶏手羽やはと麦、実ものなどがたっぷり。お肉の旨みが溶け込んだスープは味わい深く、ほんのり甘いナツメの実もポイント。食べ進めるうちに体がじんわりと温かくなってくるのが分かります…! とはいえ、サラダや冷奴、食後のデザートでしっかりとクールダウン。食材が備え持つ潤いパワーで、たくさん食べてももたれる感じがありません。

「盛夏のランチ<咸>kan」1850円※内容は時季により変わる
今回、特別に「<咸>kan」も用意してもらいました。こちらもすり流しに始まり、3種類の小鉢とサラダが一皿を彩り、白キクラゲのたまごスープや緑豆入りごはん、ウーロン茶の寒天と、薬膳をよりカジュアルに楽しめる内容。豚ひき肉と大豆ミートを使ったミートローフは、自家製の梅みそソースを添えていただきます。こちらのメニューと入れ替わりで始まる、7月下旬から8月の「水引のランチ」は現在考案中。こちらも期待です!

店主の安東有里さん。ちなみに『Sea boat』 は安東さんの幕末好きが高じて、勝海舟から由来したそうです
仕込みから調理、提供、接客、全てを安東さんが1人で担っています。薬膳の知識をさらに深めるため、今も積極的に授業を受けたり、今秋には上級試験にチャレンジしたりと、向上心の高さに頭が下がります。「薬膳を知ってもらうきっかけになることも、食事を喜んでくれる声が聞けることもうれしいです」とにこり。

白を基調にしたシンプルな内装。不定期でカフェの日やワークショップなどのイベントを開催しています

外のアプローチや店内のインテリアに飾られている、同市『Dan・pal(ダンパル)』の作品もステキ
自宅のような心地良い店内と、安東さんの人柄も相まってゆっくりとした時間が流れる『Sea boat』。ランチは基本予約制で、電話やInstagramのDM、公式LINEで受け付けています。今年の夏は暑さに負けないカラダ作りを食事から取り入れてみましょう。
電話:090-5085-0597
営業時間: 11:30~最終入店13:30、カフェ14:00~16:00
定休日:日・月曜※ほか不定休あり
駐車場:1台
HP:https://www.instagram.com/sea_boat2024
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