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【駅から徒歩10分圏内のグルメ旅!-大在駅編⑤-】店主セレクトのこだわりコーヒーに、ふんわりシフォンケーキと時々クロワッサンを求めて
今回は、JR大在駅南口より“徒歩旅”スタート。

JR大在駅南口。もはや、私の連載する駅近グルメの常連駅と化してきました

『HIヒロセ 大在店』方面へ向かいます。目的地はその道路向かい

グリーンに囲まれたところに店の看板がお目見えします
南口を出て右手に進みます。徒歩3分ほどで看板が見えてくるので、坂を下り、左手の奥にある建物へと向かいましょう。

天気のいい日は、周囲の草木からの木漏れ日が心地よく感じます
今回の目的地『喫茶032(ゼロサンニ)』へ到着です。県道沿いに立地していながら、なぜだかここだけ静けさを感じるような、穏やかな空気感が漂います。

入り口より右側にはカウンター席とソファ席を用意

入り口正面にはカウンター席のほか、テーブル席があります
店内に入ると、訪れた人が思い思いに過ごせるようにと、コンセプトごとに明暗の分かれる空間が広がります。奥にはオレンジ色の落ち着いた照明にダーク調の家具をそろえた席があり、ほんのりと自然光が差し込みます。一方、入り口すぐには白を基調とした明るいカウンター席とテーブル席を用意しています。

喫茶店ながら、キッズスペースを完備
テーブル席のそばにはキッズスペースがあり、ゆっくりとティータイムを楽しみつつ、キッズスペースで遊ぶ子どもを見守ることができるよう配置されています。さらに敷地内からテーブル席まで段差がなく、ベビーカーでも訪れやすいのもポイント。店主は元保育士ということもあり、経験と目線から生み出された、親御さん目線のスペースはうれしい限りです。

「シングルコーヒー」550円~。常時10種類以上の豆を用意
こちらのメインはコーヒー。「元々コーヒーがあまり好きではなかったのですが、あるときおいしさに気づいてハマっていきました。僕のように苦手意識のある人にもおいしさに気づいてもらえたらと思ったのが、喫茶店を開いた理由のひとつです」と、物腰柔らかい口調で話してくれた店主。その思いを携え、あえてブレンドコーヒーはメニュー化せず、タンザニアやグァテマラなど、産地が異なりそれぞれに個性がある「シングルコーヒー」を主軸に提供しています。

この日淹れてくれたのは「パプアニューギニア」690円
何を隠そう、私自身も実は元々コーヒーがあまり好きではなかった1人。そんな人でも飲みやすい1杯はあるのか尋ねたところ、「パプアニューギニア」を教えてもらいました。酸味と苦みのバランスがちょうどよいのだとか。確かに、まろやかな酸味と爽やかさを感じる後味で飲みやすい!1杯ずつ丁寧に時間をかけて手淹れするドリップコーヒーを待つ時間も至福で、希望があれば好みに合わせて淹れてくれます。ほかにも、エスプレッソベースの「カフェ・マキアート」、ドリップコーヒーベースの「カフェ・オレ」などのアレンジコーヒー、紅茶、ミルクやココアなど子ども向けにもぴったりなドリンクがあります。

「師匠直伝シフォンケーキ」550円
「初めて食べたとき、感動したんです」と店主が話すこちらのシフォンケーキは、店主が師匠と慕う人物から直々に教わり、店唯一のスイーツメニューとして提供しています。焼き上げ後、型からすぐ外すとシフォンケーキ自体の重さでだんだんとつぶれていくため、なるべく外さないようにしているそう。外したてに出合えたらラッキーかも?このふわふわ食感をダイレクトに味わうには、フォークはあえて使用せず、ぜひ手でちぎってクリームを付けて食べてみてください。メレンゲの気泡により、口の中でシュワ~っと溶けていく食感と、トロっとしたクリームとのコラボレーションがたまりません…!

右手より「発酵バター香るクロワッサン」、「喫茶032コーヒークロワッサン」、「抹茶クロワッサン」各350円
フードメニューはトースト、ホットサンドがありますが、毎週日曜に登場する「クロワッサン」がひそかな人気を博しています。北海道産の小麦粉やよつ葉バターを使用し、防腐剤や保存料などの添加物は加えない、手ごねと手折り込みにこだわった一品は、外はサクッと中はモチッとした味わい。内容は季節によって変わることがあり、抹茶は今の季節の限定商品です。

見るからにコーヒー豆の存在感を放つ「喫茶032コーヒークロワッサン」はここだけの味わい
店主のこだわりの豆を使用し、甘いシロップでコーティングするという「コーヒークロワッサン」は常時あり、コーヒーの風味とシロップの甘み、さらにバターのコクが感じられます。テイクアウトができるので、お土産に買っていく人も多いそうですよ。フレーバーのラインアップや当日の数量などは、クロワッサン担当スタッフのインスタグラム(@kao831108)を確認してみて。

本日のコーヒーはボードでチェック
こんなにもゆるやかな空気感と時間を過ごせるのは、コンセプトの異なる空間と店主の穏やかな人柄、訪れる人の和やかな雰囲気を感じるからなのかもしれません。取材時にもご夫婦やご友人がコーヒーを片手にくつろいでいたり、カウンター席で店主とコーヒーについて語るおひとりさまの姿が見られたりと、それぞれが思うがままに過ごす時間を垣間見ました。『喫茶032』のイベント出店や、ママ目線で作るクッキー専門のキッチンカー『素朴なクッキー』の出店などのスケジュールは、お店のインスタグラムを要チェックです。
電話:090-3652-0323
営業時間:10:00~LO19:00
定休日:木曜
駐車場:4台
HP:https://www.instagram.com/032.cafe/
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