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茶葉を食べる日本茶！？高級玉露をフルコースで味わえる日本茶喫茶で落ち着くひと時を
湯布院を代表する観光名所「金鱗湖」から徒歩5分。緑に囲まれた中にポツンとある和風の家屋、ここが今回の目的地『茶・いほり』。
店の前に2台ほど車を停められます
なかへ入ると店主の竹下美也子さんが笑顔で迎えてくれました。茶葉を熱して香りを楽しむ茶香炉（ちゃこうろ）が置かれているので、上品なお茶の香りが漂っていてとっても落ち着いた気持ちになります。
店内は明るい空間で、和室とテーブル席のシンプルなつくり。掛け軸の「一期一會」という言葉に目をひかれました。ここに来たのも一つのご縁かもしれないですね
日本茶を専門に提供する喫茶店なので、ほかではなかなか味わえない日本茶が楽しめます。
和スイーツもおいしそうですが、ここに来たらやはり茶葉のおいしさを味わいたいです
今日は店主オススメの「すすり茶」を注文しました。なんとこの「すすり茶」、八女の中の最高級茶と言われている星野茶の出品玉露だけを使ったものなのだそう。これは心躍ります。
湯呑みや茶菓子の器、砂時計まですべて統一されたデザイン
「すすり茶」を頼むと、まずは茶器からセレクトさせてもらえます。この茶器はすべてオーダーメイドのもの。今回は、私が一目ぼれした赤い茶器をセレクトしました。
季節のお花が添えられていて自然と心も落ち着きます
しばらくして運ばれてきたのは、日替わりの茶菓子（この日は抹茶ようかん）と先ほどの茶器に茶葉を入れられたもの。砂時計をひっくり返し、すべての砂が落ちたら一煎目をいただきます。
一煎目の茶葉。針のように鋭い見た目です
一煎目を口に運んだ瞬間、「えっ、これは本当にお茶？」と声が出てしまいました。40度で淹れられたお茶はまるですまし汁のように旨みが凝縮されていて、初めての味わいに感動しました。
茶器のふたをずらして茶葉が入らないようにいただきます
続いて、新しくお湯を注ぎまた砂時計をひっくり返します。次は60度で淹れた二・三煎目。普段のお茶に近くなってきました。ほど良い苦みもあって心が落ち着きます。
三煎目の茶葉。葉がほとんど開いています
そして四煎目は90度で茶葉を開かせます。玉露を隅から隅まで味わいつくしたかのような茶葉の旨みと甘みに「あ～幸せな時間♪」と大満足。お茶をゆっくり嗜む時間っていいな～と感じたのでした。
四煎目までいただいて大満足だったのですが、ここで店主の竹下さんから「酢醤油をかけて葉っぱまでいただけるのよ」と一言。
この茶器には実は酢醤油が入っていたんです
半信半疑で茶葉に酢醤油をかけいただいてみると…おいしい！
お箸で茶葉をいただきます
ほうれん草のお浸しのようで、でも茶葉の旨みは残っていて…まさに日本茶のフルコースです。
「玉露冷茶」1200円。一緒に竹下さんお手製の「灰汁巻き」を
温かいお茶だけでなく、氷にお湯をたらしながら味わう「玉露冷茶」もオススメ。冷たいお茶もまろやかで体に沁みわたります。
定休日以外にも休みの場合があるので事前に問合せを
日本茶検定2級の資格を持っている竹下さんは、お茶の入れ方や楽しみ方などいろんなことを教えてくれます。ぜひ、湯布院でお茶をゆっくり味わう時間を過ごしてみませんか？
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